一人当たりの栄養価 312kcal
材料 2人前
なす 4本
ウインナー 4本
油 適宜
しお・こしょう 適宜
ケチャップ 大さじ3
とけるチーズ 30g
1人当たりの栄養価:たんぱく質9.8g、脂質23.2g、塩分2.0g
作り方
- なすはへたを切り、1cmの輪切りにする。水にさらし、水気を切る。ウインナーは斜め切りにする。
- フライパンに油を熱し、①を炒め、しお・こしょうする。具材に火が通ったら、丸く寄せてケチャップをぬり、チーズをのせる。
- ふたをしてチーズがとけるまで蒸し焼きにする。
- 取り分けていただく。
なす
●夏の万能野菜
炒め物、煮物、漬物、焼き物に、さらに、和食、中華、洋食にと活躍する“なす”または“なすび”。味に強い個性がなく油や肉との相性もバッチリで、どんな調理法にもなじむことから夏野菜の万能選手ともいわれます。
●茄と茄子
なすは、文献では奈良時代にはすでに栽培されていたそうです。現在の漢字は「茄」「茄子」と二通りあり、どちらも正解ですが、語源となる漢字は諸説あります。呼び名も二通り、主に西日本では「なすび」、東日本では「なす」と呼ぶ方が多いようです。室町時代までは「なすび」という呼び名が一般的で、当時の女官が女房言葉として「おなす」と呼び、「なす」はそこから広まったのではと言われています。
初夢の「一富士、二鷹、三なすび」や“成す”“生す”などを連想させることから、古くから縁起のよい食材としても親しまれています。
●色んななす
「なす」は品種が多く、大きさや形によって、「水なす(卵型)」「小なす」「丸なす」「長卵型」「米なす」「長なす」「青なす」「白なす」等に分別されています。
和歌山県では、紀の川市、和歌山市、御坊市、日高郡を中心に県内で栽培され、「水なす」「長卵型」を主につくられています。なすには、他の野菜のようにビタミンやミネラルなどの栄養分はあまり含まれていませんが、なすの色である紫紺の元となるナスニン色素は、強い抗酸化力があり、コレステロールの吸収を抑える作用があるといわれています。